【FX基礎知識】FX初心者が運用開始前に知っておくべき10大基礎用語

投資(株・FX)基礎知識

「FX初心者が運用開始前に知っておくべき10大基礎用語」をご紹介します。

FX(トラリピ)を始めたばかりの方にとっては聞きなれない言葉もたくさんあるかと思いますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

10大基礎用語の一覧

 

【FX用語1】チャート

FXで、必ず耳にするのが「チャート」と言う言葉です。

チャート」の意味は、為替相場の動きをグラフに表したものです。

つまり、「チャート」とは為替相場の動きをグラフ化して表示させる事により、視覚的に日々の値動きを見ることができるものになります。

ドル円チャート」「ユーロ円チャート」「原油チャート」「日経平均チャート」などの表現を聞くことが有りますが、これは「ドル円チャート」であればアメリカドルと円の値動きを示したグラフ、「ユーロ円チャート」ならばユーロと円の値動きを示したグラフを意味します。

 

【FX用語2】通貨ペア

FXを行う際には、必ず通貨での売買がやり取りされます。

「通貨ペア」とは、通貨と通貨の組み合わせのことです。

代表的な通貨ペアは【米ドル/円】【ユーロ/円】【ユーロ/ドル】【ポンド/円】【豪ドル/円】などがあげられますが、その他にも多くの通貨ペアがあります。

取引をする際には、世界的に多く取引されている通貨ペア(米ドル/円など)で行う方が急激な値動きが少ないため、初心者の方でも取り組みやすいです。

通貨選びはFXの基礎の一つとなります。

利益を上げるには、どの通貨ペアを扱っているかも重要な決め手となります。

 

【FX用語3】ロングとショート

「ロング」=『買い』:通貨の価値が安いときに買って、高いときに売る行為を言います。

「ショート」=『売り』:通貨の価値が高いときに売って、安いときに買い戻す行為を言います。

FXのみで使用する言葉ではなく、株式投資などでも使用される言葉になります。

 

【FX用語4】ポジション

相場にエントリーして、決済せずに維持している注文ことです。
(まだ決済をせずに保有している状態です。)

例えば、1万ドル買っている時には「1万ドルの買いポジションを持っている」といいます。

また、売り買いを一つもしていないときには、「ノーポジション」ともいいます。

 

【FX用語5】pips(ピップス)

「pips」は為替レートの便利な単位です。

為替レートの単位は米ドル/円だったら「円」や「銭」、
ユーロ/米ドルだったら「ドル」や「セント」、
のように通貨ペアによって異なっていてややこしいですが、そのややこしさを取っ払ってくれる便利な単位が「pips」です。

米ドル/円の場合、1pips = 1銭 です。
100pips=1円(100銭)となります。
通貨ペアが多数あるため、pipsという単位で表すことで、分かりやすく表現します。

例えば、米ドル/円のレートが1ドル=110.23円の時、最後(小数第2位)の3銭=3Pipsと表現されます。
ユーロ/ドルのレートでは、1ユーロ=1.4325ドルの時、最後(小数第4位)の5の部分=5pipsと表現されます。

獲得利益を表現するときに○○pips獲得と表現することが多いです。

 

【FX用語6】lot(ロット)

トレードする上で、どれぐらいの資金で取引するかの取引通貨量の単位です。

通常、1.0ロット=10万通貨です。

つまり、1.0ロットの取引というのは、ドル/円でいえば10万ドル分トレードのことです。

0.1ロット(1万通貨)で取引すると、1銭の値動きで約100円の損益が出て、
1.0ロット(10万通貨)で取引すると、1銭の値動きで約1000円の損益が出ます。

 

【FX用語7】レバレッジ

「レバレッジ」とは、実際に持っている資金よりも多くの通貨量をトレードすることです。
(FXに限らず、「レバレッジ」を活用することは、人生が変わるぐらい重要なことです。)

レバレッジをかけることで、リスクもリターンも高めることになります。

レバレッジは、『レバレッジ=○倍!』のように、数字によってリスク/リターンの大きさを表現することができます。

例)
1ドル100円のとき、資金100万円で1.0(10万通貨)でトレードを行うと、1000万円分の資金を動かせるため、レバレッジは10倍となります。

FXに限らず、5000万円のマンションを投資用に購入するために、「自己資金1000万円」「銀行からの融資4000万円」の条件で投資したとすると「レバレッジ=5倍」で投資したということになります。

 

【FX用語8】証拠金と余剰金

「証拠金」とは、トレードで大きなお金を動かすために最低限必要な担保金です。

「余剰金」とは、相場の動きによって変動する余っているお金のことです。
証券口座に入っているお金のうち、証拠金として扱われていないお金のことになります。

余剰金が0になると、強制的に取引を終了させられることを強制ロスカットといいます。
余剰金を多めに入れて強制ロスカットされないようにリスク管理する必要があります。

 

【FX用語9】スワップポイント

「スワップポイント」とは、外貨預金でいうところの利息のようなものです。
(簡単に言うと国が出す金利のことです。)

FXは低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買うことで、その金利差にあたるスワップポイントを受けることができます。

日本は2017年9月現在マイナス金利政策を実施しているため、円を売って他の通貨を買うことでスワップポイントを受け取れます。

 

【FX用語10】スプレッド

「スプレッド」とは、通貨の売値(BID)と買値(ASK)の価格差のことを言います。

ニュースなどで為替レートが報じられる際に、
「現在の外国為替市場は1ドル110円70銭から73銭の間で取引されています。」
などといった表現がされますが、これは1ドルを買う場合の値段が110円73銭で、1ドルを売る場合の値段は110円70銭という意味になります。

上記の例の場合、売値(BID)と買値(ASK)の差は0.3銭、つまりスプレッドが0.3銭ということになります。

FXで利益を出すためには、スプレッドが小さければ小さいほど利益を出しやすくなります。
(スプレッドは取引会社によって異なります。)

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